みなさん、こんにちは。矢部けいすけです。
今日は、私が生まれ育ち、今も大切に関わらせていただいているこの「若桜鉄道」について、少し違った角度からお話しさせてください。
1. カッコいい列車と、バイクの聖地。それだけじゃないんです。
若桜鉄道といえば、みなさんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
インダストリアルデザイナーの水戸岡鋭治さんがデザインした「昭和」「八頭」「若桜」号などの観光列車。レトロでモダンなあの車両は、走っているだけで絵になりますよね。 また、スズキの大型バイク「隼(ハヤブサ)」ライダーの聖地として、8月の「隼駅まつり」には全国から約3000人ものライダーが集まることでも有名です。
これらはもちろん、素晴らしい八頭町の魅力です。 でも、私が今日お伝えしたいのは、もっと生活に密着した、意外と知られていない「すごいところ」なんです。
2. 駅そのものが「生きた博物館」であり、地域の居場所
実は、若桜鉄道の沿線にある駅などの施設は、国の登録有形文化財になっています。 単に「古い」というだけではありません。古き良き日本の風景が、そのまま大切に残されているんです。
そして、ここが一番すごいところなのですが、それぞれの駅には「駅を守る会」や「活性化を考える会」といった、地域の方々による応援団が存在しています。
これ、全国的に見てもとっても珍しいことなんです。
駅をただの乗り場としてだけでなく、「地域の宝物」として自分たちで掃除し、手入れし、大切に守っている人たちがいる。
無人駅であっても人の温かさを感じるのは、こうした地域の方々の愛情が詰まっているからなんですね。
3. 「電車を貸切」という選択肢
そしてもう一つ、子育て世代のみなさんにぜひ知っていただきたいことがあります。 みなさん、「若桜鉄道は一般の方でも貸切ができる」ってご存知でしたか?
実際に、こんな素敵な使い方がされています。
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特別な日に
車内で結婚披露宴を行う「ブライダル列車」や、レトロな駅舎やSLを背景にしたウエディングの前撮り。
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大人の楽しみに
地元の美味しいお酒とお弁当を、車窓の景色と共に味わう「地酒列車」。
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日常の思い出に
仲良しのママ友家族と一緒に、あるいは子ども会のイベントで「走る電車の中でパーティー」。
ただ乗って移動するだけでなく、「走るイベント会場」としてこんなにユニークな体験が身近にできるのも、若桜鉄道ならではの魅力です。
4. 沿線全体を「ひとつのチーム」としてバージョンアップしたい
私自身、この若桜鉄道の沿線で生まれ育ちました。 今でも、因幡船岡駅、隼駅、安部駅、丹比駅での活動に参加させていただいています。
地域のみなさんと一緒に場を作り上げるたび、この「地域の一体感」こそが八頭町の最大の武器だと感じます。
点から線へ。
今、各駅の「守る会」や地域の方々が、それぞれの駅を一生懸命に輝かせてくれています。
今はそれぞれの駅ごとに頑張っている素晴らしい活動を、もっと「沿線全体」でつなげていきたい。
駅と駅、人と人がもっと有機的につながり、例えば「今日はこっちの駅のイベントへ、次はあっちの駅へ」と、若桜鉄道全体がひとつの大きなテーマパークのように楽しめたら素敵だと思いませんか?
新しい地域の楽しみ方
古くて新しい、そして何より「人の温かさ」が詰まった若桜鉄道。 沿線の地域同士が一体となって協力し合えば、八頭町全体の魅力は何倍にも膨らみます。
この宝物を活かして、みなさんと一緒に新しい地域の楽しみ方を作っていきたいです。